日本酒
酒器
いやー! お酒のおいしい季節になってまいりましたね。
稲の借り入れも終わり、今年とれた新米で絞る、しぼりたて 生原酒!!
にごり酒も良いですよね。 まちどおしいですね!
秋から、冬にかけては日本酒も旬なのです。
しぼりたて生原酒なんかは酒蔵さんの個性があってそれぞれ味も違うし、それぞれに旨い!
リカーショップに並んだ、新種を見ているだけでウキウキしてきます。
そこで今回は、おいしいお酒を飲むんだから酒器にもこだわってみたい!
と思い調べてみました。
陶器やガラス、スズでできているものなど様々で、形もいろいろどれも個性がありお気に入りを探し当てる楽しみ倍増です!
私の、おすすめはスズで作られた酒器ですね。
使い込むほどに味が出る。タイプのお酒を飲むための道具ですね。
なんといっても、割れない。酔っぱらいの使う道具としては、とても大事なことです!
素敵じゃないですか!
ほしい!
日本の錫器の歴史
錫器が日本に伝わったのは今から約1300年前といわれ、奈良正倉院宝物に錫製薬壷・水瓶などが数点保存されています。金、銀に並ぶ貴重品であった錫は宮中でのうつわや有力神社の神酒徳利、榊立などの神仏具としてごく一部の特権階級のみ使用されてきました。
『人倫訓蒙図彙』(1690年出版された風俗事典的絵本)では「錫師は錫鉛を以て徳利鉢茶壺を造る、」と記され、江戸初期に京都を中心に製作されていた事が確認されています。
その後広く一般にも普及していくと酒器や茶器の形も美しさを保ちながら使い易さを重視した現在の形に落ち着いてゆきました。
大阪浪華錫器の歴史
大阪における錫器造りの起源は、延宝7年(1679年 『難波雀』に「錫引き、堺い筋」とその記録があり、江戸中期には、心斎橋・天神橋・天王寺など流通の良い上方(大阪)で生産され、やがて産地から産業へと拡大されました。
錫屋の老舗〝錫半〟(1996年閉店)が正徳4年(1714年)に心斎橋で開業。その後多くの大阪の錫器製造業者が集合し、特産品としての地位を確立しました。
最盛期の昭和前半には大阪全体で300名を超える職人が競うようにその腕を振るったといわれています。
第2次大戦の勃発とともに、職人の招集が相次いだり、戦時統制により材料の入手が困難になるなど大きな打撃をうけました。
それでも、昭和58年(1983年)3月、錫器の伝統性・技術・技法等について審議の結果、当時の通産大臣(現 経済産業大臣)より伝統的工芸品『大阪浪華錫器』として指定・承認されました。
日々の研鑚を忘れることなく先人たちの優れた技術や知恵を受け継ぐ品を作り続けています。
私が、スズの酒器を長く使っている理由
- 高級感がある。 私の使っている酒器は安いものですがそれでも使っていて感じる重みや手触りが気に入っています。(大阪の道具や筋でお猪口と徳利を一つずつ誕生日に買ってもらえました!)
- 割れない。 もちろん金属で出来ているので酔っぱらって落としても割れません。酒飲みには最適!
- 錆びない。 錆びないんです!凄いですよね!金属なのに水の中でも空気に触れても錆びません。
- 安全です。 たまにですが、スズでお酒なんて飲んだら身体に悪いでしょ。と思っている人もいるみたいですがそんなことはありません。
- 殺菌効果と鮮度の保持。 これは、後から聞いた話ですが、素晴らしいイオン効果があるらしく、昔からスズの器に水をいてて置いといても腐らないとかお酒の雑味が抜けて旨くなるとか言われています。 真偽の程は是非ご自分で!それにスズで造られた花瓶に花を生けるとガラスの花瓶よりも長持ちするらしいです。
- 口当たりがまろやかになる。 私もそんな気がします。真偽の程はご自分でお試しあれ!
気に入っているところは、こんな感じです。
調べれば調べるほど、錫(スズ)の魅力に取りつかれてしまいます。
どうせ、たまの贅沢するなら少しぐらいこだわってみたいと思いませんか?
ほかにも、いろいろきれいな物や形にこだわった物などたくさんの商品があります。
じっくり見て選ぶのもなかなか楽しいですよ!
このにごり酒は、私の大好物です!